おでん座について


オペラ「おでん座」とは

「オペラを堅苦しく考えず、どんなお客様にも分かりやすい演奏を行い、親しみをもって気軽に楽しんでもらいたい」

という熱い想いをもった東京学芸大学音楽科の学生と卒業生によって、平成15年12月に結成された団体です。
現在は大学から外部へ拠点を移し、新たに東京芸術大学とフェリス女学院大学出身のメンバーが加わり、活動を行っています。
「おでん」という名前には、「様々な具」が「1つの鍋」でだしとその様々な具から染み出る味によって煮込まれるおでんのように、
時間をかけて音楽を磨き上げ、「1人ひとりの個性」を生かしながら「全員で味のある演奏」をしたいという意味に由来しています。

これまでにモーツァルトが作曲したダ・ポンテ3部作である《フィガロの婚》、《ドン・ジョヴァンニ》、《コシ・ファン・トゥッテ》
の上演を行いました。オペラの時代設定を現代に置き換えた演出や、アリアや重唱は原語で歌い、曲と曲の間は日本語の台詞によって
物語を進行させていく独特のスタイルが好評を博し、多くの方から支持を得ています。
《コシ・ファン・トゥッテ》においては、東京学芸大学の鷲山恭彦学長の推薦を受け、平成17年12月に静岡県菊川市で再演を果たしました。
また、オペラだけでなく宗教曲にも取り組み、平成18年12月の第5回記念公演では、
モーツァルト作曲《レクイエム KV626》全曲を取り上げました。

その他、東京学芸大学附属養護学校にてニューイヤーコンサートを行うなど、意欲的に活動を行いました。
現在は定期公演を行いながら、障害者地域作業所や催事場で演奏を行うなど、訪問演奏にも力を入れており、
多くの方々に音楽の楽しさ、素晴らしさを伝えるべく、活動の場を広げています。

オペラ「おでん座」活動方針

オペラ「おでん座」は、声楽作品の楽しさ、魅力を伝えるため、既存の概念にとらわれない演出と演奏によって、
どんなお客様にも親しみやすい演奏を行うことを目的とした団体です。
その目的を達するために、次の事業に取り組んでいます。
1.オペラを中心として、合唱、重唱曲、歌曲の研究と演奏。
2.年一回以上の定期公演の開催。
3.訪問演奏への取り組み。
4.提携団体及び他団体との共催と賛助。
5.その他、団体の目的達成のために必要な事項。